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警備業界でよく使われる専門用語!上番・下番とは?現場で戸惑わないための基礎知識

警備業界には、独自の言い回しや専門用語が多く使われています。現場で働く中で自然と耳にするようになりますが、業界未経験の方や転職してきたばかりの方にとっては「意味が分からない」という声も少なくありません。

今回は、警備業界で日常的に使われる代表的な専門用語「上番(じょうばん)」「下番(かばん)」を中心に、その意味や使い方をわかりやすく解説します。

上番(じょうばん)

「上番」とは、警備員が勤務を開始することを指す業界用語です。言い換えると、「現場に入り、任務に就くこと」を意味します。

使用例

  • 「○○さん、そろそろ上番の時間です」
  • 「今日は13時から上番です」
  • 「現地に到着して上番したら、無線で報告してください」

ポイント

警備業法上、上番記録やその時間管理は厳密に行われる必要があります。
打刻や現場入りとは少し異なり、「警備員としての職務を開始した状態」を意味します。

下番(かばん)

対して「下番」とは、警備業務を終了することを指します。つまり、任務が完了し、現場から引き上げるタイミングです。

使用例

  • 「予定どおり18時に下番しました」
  • 「引き継ぎ後に下番していいですか?」
  • 「下番時は必ず報告してください」

ポイント

  • 下番=「帰宅」という意味ではなく、警備業務から離れるタイミングを表します。
  • 引き継ぎや備品返却、報告書提出などを終えて、正式に「下番」となります。

なぜ「上番・下番」という言い方をするのか?

「上番・下番」という言葉は、軍隊や消防、鉄道業界などにも共通する業界用語として使われており、「番(ばん)」=任務・当番を意味しています。

  • 「番に就く」=任務に入る → 上番
  • 「番を離れる」=任務を終える → 下番

という流れで、警備業界にもその文化が残っています。

その他にも知っておきたい!警備業界の専門用語

警備業界には、上番・下番以外にも特有の用語が多数存在します。いくつか代表的なものをご紹介します。

立哨(りっしょう)

指定された場所に立って、周囲の安全を監視する業務。ビルの出入口や駐車場の入口などでよく行われます。

巡回(じゅんかい)

施設内や敷地内を歩いて巡り、異常がないか確認する業務。商業施設や工場などで重要視されます。

管制(かんせい)

警備員のシフトや現場の配置を管理・指示する役割。警備会社の「司令塔」とも言えるポジションです。

開放(かいほう)

例えば、水道工事に伴い片側交互通行を行っていたとして、その工事が終了し、元通りの交通に戻すことを開放といいます。
現場監督からは「お昼は開放するから休憩できるよ」「開放するから、一回車を停めてください」のような指示をされます。

警備業界における言葉の理解が安全と信頼に直結する

警備業務は、単に立っているだけではありません。高度な責任と連携が求められる現場業務です。そのため、業界用語の理解は、安全確保やトラブル防止に直結します。特に上番・下番の時間管理や報告は、労務管理・勤怠記録の正確性にもつながる重要な要素です。

それだけではなく、複雑な勤怠管理や人員配置、請求処理といった業務が日々発生し、多くの警備会社が管理の煩雑さに頭を悩ませています。直行直帰が基本の現場では従来のタイムカードが使えず、電話での勤怠報告や手作業での集計に多くの時間とコストがかかっているのが現状です。

そんな問題を解決する警備業におすすめの勤怠管理システムをご紹介します。

警備業界に特化!プロキャス警備とは?

「プロキャス警備」は、警備業務に特化したクラウド型の管制システムで、上番・下番の報告、シフト管理、給与計算、請求書発行など、警備業務に必要な機能を一元化しています。

主な特徴とメリット

  • スマホアプリでの簡単な勤怠報告
    隊員はスマートフォンアプリを使用して、上番・下番の報告をボタン一つで完了できます。これにより、紙での記録や電話連絡が不要となり、業務の効率化が図れます。
  • シフト管理から給与計算までの自動化
    隊員の希望シフト提出から実際の勤務実績の連携、さらに給与計算や請求書の発行までを自動化できます。これにより、管理部門の作業負担が大幅に軽減されます。
  • GPS連携によるリアルタイムな位置情報管理
    GPS機能を活用して、隊員の位置情報をリアルタイムで確認できます。これにより、現場の状況把握や緊急時の対応が迅速に行えます。
  • チャット機能による円滑なコミュニケーション
    管理者と隊員間でリアルタイムなチャットが可能です。これにより、迅速な情報共有や指示伝達が行え、業務の円滑化に寄与します。

A社の導入事例

実際に「プロキャス警備」を導入した企業では、業務の効率化や管理負担の軽減が実現されています。例えば、株式会社RTSでは、前日出発・到着確認の連絡を待つリードタイムが削減され、管理者を増やさずに業務が回る仕組みを構築しています。

まとめ

警備業界には、はじめは馴染みにくい専門用語がいくつかありますが、日々の業務を通して自然と身につけていくことができます。

  • 上番=勤務開始
  • 下番=勤務終了

この基本を押さえつつ、現場でよく使われる言葉を理解しておくことで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。警備業界で働くうえでの第一歩として、ぜひ本記事の内容を活用してみてください。

さらには、勤怠・人員配置などにおいて管理者・隊員の負担軽減を「プロキャス警備」にて実現してみませんか?「プロキャス警備」は、警備業務における様々な課題を解決し、業務の効率化とDXを推進するための強力なツールです。

専門用語を理解し、円滑な業務管理を検討してみてください。
導入を検討される方は、以下の公式サイトから詳細情報をご覧いただけます。